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1.オンライン秘書とは?
オンライン秘書とは、企業や個人事業主の業務をリモートでサポートするサービスです。
従来のオフィス勤務のアシスタントとは異なり、オンラインで業務を請け負うため、オフィススペースや通勤の負担が不要になります。
最近では、リモートワークが一般的になり、企業が固定のオフィスにこだわらなくなったことで、オンライン秘書の需要が急増しています。
特に、スタートアップ企業や個人事業主にとっては、低コストで業務を効率化できる手段として、中堅・大手企業にとってはコスト削減の選択肢として注目されています。
例えば、アルバイトを雇う場合、社会保険や設備の提供、採用プロセスのコストがかかります。しかし、オンライン秘書ならば月額料金のみで済むため、余計な経費を抑えることが可能です。さらに、雑務を任せることで、社員が本来の業務に集中でき、業務の標準化や品質向上にもつながります。
オンライン秘書は、以下のような業務を担当することが一般的です。
- スケジュール管理: ミーティングやアポイントの調整、カレンダー管理
- メール対応: 問い合わせ対応、メールの整理・返信代行
- データ入力・管理: 顧客データの整理、リスト作成、エクセルやGoogleスプレッドシートの管理
- 経理サポート: 請求書の発行・管理、経費精算、帳簿入力
- Web運用支援: SNS投稿、ブログ記事作成、簡単なサイト更新
- リサーチ業務: 競合調査、市場分析、プレゼン資料の作成
オンライン秘書を活用することで、企業は業務のスリム化を図り、より戦略的な活動に集中できるようになります。

※AIで作成
イメージとして、ビジネスの成長への道を歩きやすいように整地していくイメージです。
そうすることで、障害物を突破する為の重機を携えることが出来たり、スピード勝負で全力疾走しても転びにくくなります。
オンライン秘書を活用することで、業務の効率化やコスト削減が可能になり、経営者やフリーランスはもちろん、業務に従事する全ての人が本業に集中できる環境が整います。
2. オンライン秘書を活用するメリット
(1) コスト削減
オンライン秘書は、正社員の秘書を雇う場合に比べ、人件費やオフィスコストを大幅に削減できます。リモートワークなので、通勤手当や福利厚生費も不要。さらに、業務委託契約になるため、社会保険の負担も軽減できます。
また、必要な業務量に応じて契約できるため、無駄なコストが発生しません。
(2) 柔軟な業務対応
オンライン秘書は、必要なときに必要なだけ業務を依頼できます。たとえば、繁忙期のみサポートを依頼したり、特定の専門業務だけをお願いしたりと、業務量に応じた調整が可能です。
また、24時間対応も可能であり、3交代制で常にスタンバイすることも可能です。
(3) 業務の効率化
経営者や個人事業主が煩雑な事務作業をオンライン秘書に委託することで、本業に集中できるようになります。
特に、ルーチンワークを削減し、重要な意思決定や戦略立案に時間を割くことができるため、ビジネスの成長スピードを加速させることができます。
(4) 専門的なスキルの活用
オンライン秘書には、経理・事務・カスタマーサポート・Web制作・SNS運用など、幅広いスキルを持つ人材がいます。必要なスキルに応じた秘書を選ぶことで、業務の質を向上させることができます。
また、専門性の高い業務にも対応できるため、企業の競争力向上につながります。
※ちょこっと秘書ではレベルが高い、専門的である業務についてはプレミアムプランで対応致します。
3. オンライン秘書の活用方法
(1) スケジュール管理・アポイント調整
クライアントとの打ち合わせや社内会議の日程調整を代行し、スムーズなスケジュール管理を実現します。また、リマインダー設定や会議議事録の作成など、会議の効率を高めるサポートも可能です。
(2) メール・チャット対応
日々のメール対応や問い合わせ対応をオンライン秘書に任せることで、業務の負担を軽減できます。
特に、大量のメール処理やカスタマーサポート業務を効率化し、スピーディーな対応を実現します。
よく交流会へ赴く方は、お礼メールなども代行させて頂いています。
(3) 資料作成・データ入力
エクセルやGoogleスプレッドシートを活用したデータ管理、会議資料の作成などをサポートします。
市場調査データの集計やレポート作成などもオンライン秘書が担当し、業務の精度を向上させます。
画像やデザインも含めてまとめて依頼することも可能です。
※ちょこっと秘書ではレベルが高い、専門的である業務についてはプレミアムプランで対応致します。
(4) 経理業務のサポート
請求書の作成・発行、経費精算の管理など、基本的な経理業務もオンライン秘書に依頼できます。
また、財務データの整理や予算管理のサポートも可能です。
(5) SNS運用・Webサイト更新
企業のSNS投稿やWebサイトのコンテンツ更新など、デジタルマーケティングのサポートも可能です。
定期的な投稿スケジュール管理や、ターゲットに合わせたコンテンツの企画・作成も行います。
(6) プロジェクト管理と業務改善サポート
業務の進捗管理やチーム間の連携をスムーズにするために、プロジェクト管理ツールを活用しながらサポートを行います。
業務改善のアドバイスや、効率的なワークフロー構築の提案も可能です。
4. オンライン秘書の導入を検討する際のポイント
1. 業務内容を明確にする
オンライン秘書を導入する際に最も重要なのは、どの業務を委託するのかを明確にすることです。業務内容が曖昧なままでは、オンライン秘書が適切に業務を遂行できないだけでなく、期待していた成果が得られない可能性があります。以下のポイントを押さえながら、業務の整理を行いましょう。
- 依頼したい業務の具体的な内容をリストアップする
- 業務の優先順位を決め、最も負担の大きい業務から外部委託する
- 依頼する業務のボリュームや頻度を把握し、内容を決定する
2. 信頼できるサービスを選ぶ
オンライン秘書のサービスは多数存在するため、実績や口コミを確認し、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。特に、以下のポイントをチェックすると、より適切なオンライン秘書を選ぶことができます。
- 過去のクライアントのレビューや評価を確認する
- 提供される業務の範囲やスキルセットを比較する
- サポート体制や契約の柔軟性を確認する
- 実際に短期間の試験運用を行い、適合度を見極める
3. 試験運用を行う
いきなり大規模な業務を委託するのではなく、まずは小規模な業務から試験的に依頼し、相性やスキルを確認することが推奨されます。試験運用を行うことで、以下のようなメリットがあります。
- 期待した成果が得られるかを確認できる
- オンライン秘書とのコミュニケーションのしやすさを判断できる
- 必要な業務の調整や追加がしやすくなる
試験運用期間中に業務の流れや報告ルールを確立することで、本格導入後のスムーズな業務遂行が可能になります。
4. コミュニケーションルールを確立する
オンライン秘書はリモートで業務を行うため、円滑なコミュニケーションが業務の成功に直結します。以下の点を事前に決めておくことで、スムーズなやり取りが可能になります。
- 連絡手段(メール・チャットツール・ビデオ会議)の選定
- 業務報告の頻度とフォーマット
- 緊急時の対応方法
特に、タスク管理ツール(Trello、Asana、Notion など)を活用することで、進捗状況を可視化し、業務を効率的に管理することができます。
5. 定期的にフィードバックを行う
オンライン秘書のパフォーマンスを向上させるためには、定期的なフィードバックが不可欠です。業務が想定どおりに進んでいるか、課題が発生していないかを確認しながら、必要な調整を行いましょう。
- 週次・月次でのミーティングを設定する
- 成果や改善点を明確に伝える
- より良い業務フローの提案を受け入れる
継続的な改善を行うことで、オンライン秘書の業務効率が上がり、よりスムーズな運用が可能になります。
5. まとめ
オンライン秘書は、コストを抑えながら業務を効率化し、専門的なサポートを受けられる便利なサービスです。
アメリカの大手リモートアシスタント企業調べで、アメリカでは2021年に経営者の67%が少なくとも1人のバーチャルアシスタントを雇用されています。
まだまだ必要とされている事業であり、世界経済フォーラムでも、どこからでもできる仕事がますます増え、2030 年までにデジタルジョブ(ITの活用や情報システムの導入を企画、推進、運用する人材)が 25% 増加して 100 万以上の職種に増えると予測しています。
もちろんそこには技術革新が根底にあり、リモートワーカーというだけでもスキルが重要になってきます。
それらにアンテナを張り、オンライン秘書を教育するコミュニティ「秘書部」を抱えるちょこっと秘書オススメさせて頂ければと思います。
業務負担を軽減し、より重要な業務に集中するために、「ちょこっと秘書」ではなくともオンライン秘書の導入を検討してみようと思って頂ければ、心より幸いに思います。
著者 プロフィール

株式会社エヌエフエー
事業部 戦略室 主任
林 正幸
1995年生まれ、入社5年目。それまでは倉庫現場の派遣スタッフとして従事。
ゲームクリエイター、倉庫内派遣スタッフ、そして株式会社エヌエフエーに至る。
音楽が大好きでHIPHOPからオーケストラまで幅広い。最近のオススメは「ずっと真夜中でいいのに」。
興味のある物は飛び付いてとにかく満足するまでやる、調べる、楽しむがモットー。